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ワインの取り扱い方法・その他うんちくをご紹介

ワインの保管方法(開栓前)

ワインの保管方法で一番気を付けなければならないのは、高温と急激な温度変化です。また、光や振動、異物臭も望ましくありません。以下に、ワインの保管方法を列挙します。

(1)気温が28℃以下で大きな温度変化がなければ、短期的な保管にはおおむね問題はありませんが、長期保管するなら、低温(10〜15℃)で湿度のあるところ(70〜75%)が理想的です。
(2)光に直接当らない暗所で保管します。
(3)振動を与えないようにします。
(4)異臭のあるものと一緒にしないようにします。
(5)ボトルを横に寝かせて保管します。これは、コルクにワインを触れさせておくことで、コルクの乾燥を防ぐためのものです。コルクが乾燥するとコルクに隙間ができて空気を通すようになるので、ワインの酸化が進んでしまうのです。

個人で楽しむ限り、極端に神経質になる必要はありませんが、おいしいワインをおいしいまま飲むためには、多少のこだわりは必要です。

ところで、ごくたまに、開栓後のコルクから強い不快臭を感じることがあります。これはワインの保管状況とは直接関係がないもので、コルク製造時に残留した塩素とコルク内に繁殖したカビとが化学反応して発生するものです。ワイン自体を飲んでも人体への影響はありませんが、ワイン本来の香りを妨げてしまう弊害のあるものですので、コルクから強い異臭がある場合、オルタラ・ジャポンでは商品の交換を承るようにしています。この問題は、プラスチックコルクを使用すれば解決できるのですが、伝統と格式を重んじるワインの世界では、やはり天然のコルクこそ趣があるのでしょう。

飲み残したワインの保存方法

夕食のお供にワインを飲みたいけど、翌日仕事があるのでボトル1本は飲めそうにない。でも飲みたい・・・。そんな時のために覚えておきたいのが、飲み残したワインの保存方法です。

ワインはボトルを開けた瞬間から、空気に触れて酸化が始まりますので、いかにこの酸化のスピードを遅らせることができるかが勝負になります。最低限、ボトルにしっかりと栓をして、冷蔵庫に入れて低温状態にしてください。これで少しは酸化のスピードが遅くなります。また、スーパーなどで売っているハーフサイズ(375ml)、クォーターサイズ(187ml)のワインの空き瓶を用意しておいて、飲み残しをそちらに移し替えてしまえば、空気と接触するワインの表面積を減らすことができるので、効果的です。

さらには、ボトル内の空気を吸い出す、文明の利器を使えば、鬼に金棒です。

ただし、おいしいワインはできるだけ元の状態のままで飲みたいものです。オルタラ・ジャポンでは、開栓後、冷蔵保存の上、3日以内での消費をお願いしています。

ヌーボーとは

ボジョレー・ヌーボーに代表される「ヌーボー」。「ヌーボー」とは、フランス語で「新しい」という意味で、ワインの世界では「試飲用新酒」のことを指します。

一般のワインの蔵出しは早くてもぶどう収穫後の翌春以降ですが、特別な方法によりぶどうを急速に発酵させて瓶詰め、出荷されるのがヌーボーです。もともとは、その年に収穫されたぶどうの出来・不出来を生産者が確認したり、地元の収穫祭で振舞ったりするために作られていたものですが、「誰よりも早く」という人間の心理的欲求に訴えるマーケティング戦略のもと、一般販売されるようになりました。特に、日本人は「新米」や「初がつお」など初ものを好む傾向があり、かつ時差の関係で世界でもいち早くヌーボーを飲めるため、いまや11月第3木曜日のボジョレー・ヌーボー解禁日は、国民的行事となりつつあります。

ヌーボーは、急速発酵、即出荷が原則となるため、薄口で「ぶどう汁にアルコールが入った飲み物」などと揶揄されることもあります。しかし、そもそものヌーボーの起源を考えれば、「収穫への感謝」と「新しい年のワインへの期待」の気持ちを込めて飲むことに重要な意味があると言えるでしょう。

ちなみに、シャトー・オルタラでは、現在のところヌーボーの生産はしていません。逆に、平均的な赤ワインよりも長めの2年間、貯蔵樽のなかで寝かせて熟成させることにしています。これによって、ワインの「角を取る」、すなわちワインを落ち着かせ、バランスの取れたまろやかな味わいにします。

2012年の秋に収穫されたシャトー・オルタラを味わえるのは、2014年秋になります。

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